あのラストは誰がなんと言おうと私は好きですし、なるべく多くの方に観てもらいたいと思いますが、どんな人なら勧めてもOKなのか全然わかりません。「映画が好きな人なら」とかじゃなくて、強いて言うなら目の前で車が爆発しても大丈夫な人には勧められる作品だと思います。

…さ、刺さってしまった。初期衝動。圧倒的熱量。ものづくりの楽しさ…それらが荒々しく詰まってた。そうだよ…映画ってこんなに自由だったんだ。ハンディカムで自主映画を撮っていた中学生の自分が脳裏をかすめた。映画『みぽりん』 俺は推す！

超インディーズ映画『みぽりん』、いやでもこれはオススメしますよ。一言でまとめると「ひどい（褒め言葉）」となりそうなのに超面白かったしもう1回観たくなるもん。それがなぜか？言語化できない。観た人にしかわからない。そういう映画体験。だからとりあえず観て。

六甲の山から、渇いた叫びが聞こえてきた。それは現実と虚構の狭間から放り出された、あるアイドルの叫びだった。真のアイドルとはなにか。誰でもアイドルになれる今、この問いは、本当の自分とはなにか、という響きを帯びてわたしたちの元に届く。

歪められた現実が、現実よりも現実味を帯びて私たちに迫ってくる…圧倒的に醜く、不気味で、残酷だが、それ以上に美しい。一言で、ヤバい!!全人類よ、これが映画だ。

一言で表すとホームランか三振かどっちかです。そこにバントとか、タイムリーヒットとかないんですよ。ラスト10分の壊れようについてこれるかどうかでしょうね。だからある意味ギャンブルな気がします。ちなみに僕はホームランでした。

なに？この映画。とてつもない不協和音。『みぽりん』は、映画で100%近い確率で眠る私が、その妙なリズムに眠る事なく2時間も集中しちゃった不条理な作品だ！謎の気持ち良さ、こういう作品が日本でたくさん観れるといいな。

今まで描いたモノをラストの10分で全て壊していく衝撃的な展開。愛と冒涜が入り混じる正に狂気の沙汰。面白い！皆さん喜んでください。 関西にオリジナルを描ける オカルト監督が誕生しました！